新しい素材

蕎麦殻

身近な素材を信じたいにアレンジ
遠赤外線で安らぎ効果も期待できる新・有馬紙。

湿気がこもらず、いつも涼しく頭寒足熱を実現する蕎麦殻枕。
その素材を和紙に吹き込んだ、初めての新感覚和紙。


粉末原料

  • 鉄鍋

  • 粗挽き

  • 圧搾

日本を代表する食品のひとつ、蕎麦。
その剰余物として生まれた蕎麦殻は、枕の中に入れられたりと、私たちの暮らしの身近な素材として親しまれてきました。

その蕎麦殻を漉き込んだ「有馬紙」を新時代にふさわしくアレンジしました。
蕎麦殻を鉄鍋でよく煎って、粗挽きした物を紙の中に漉き込んでります。
ほんのり香ばしい香りが何となく落ち着いた気分にさせます。
蕎麦殻炭は、遠赤外線効果が非常に高い炭とされており、消臭効果なども期待できます。
機能性の追求は今後に期待されますが、その風情をお楽しみいただければ幸いです。
※表面近くに漉き込んでいるため、使い始めに多少、殻がこぼれ落ちることがあります。

蕎麦殻を漉き込んだ和紙

  • No.333 有馬紙(りきゅう)
  • No.332 有馬紙(ねずみ)

帆立貝

海から生まれた天然の除菌・解毒効果
シックハウス症候群から守ります。

室内化学物質を吸着し、健やかな空気を作る天然素材。リサイクル時代に注目の素材を漉き込んだ、環境と健康にやさしい機能型和紙。


粉末原料

  • 帆立貝の殻の山

  • 帆立貝の殻

  • 粉砕機

帆立貝の殻は、ホルムアルデヒドなどのシックハウス症候群の原因となる化学物質を軽減させる効果があり、今建築業界から注目を集めてる素材です。

年間15万トンもの帆立貝の殻が廃棄されているので、資源再利用の面からも注目されています。
この素材には天然の抗菌作用があり、危険な化学薬品を使うことなく、防菌、坊カビ効果が実現できます。

古来、高度な資源循環社会だった日本の伝統が、まさに和紙のなかにもきらめいているのです。

帆立貝の殻を漉き込んだ和紙

  • No.331 誕生殻(うすべに)
  • No.331 誕生殻(うすずみ)

珪藻土

悠久の歴史が育む不思議な土
すぐれた調湿性と吸着性で空気を清浄にします。

漉き込まれるものによってさまざまなテクスチャーをみせる、懐の広い和紙という素材。またひとつ、高い機能が備わりました。


粉末原料

  • 採掘作業

  • 掘り出し

  • 埋蔵内部

珪藻土。
それは、植物プランクトンが海底や湖底で長年にわたって推積してできた土。
断熱、耐火に優れているため、古くから、七輪、耐火レンガなどに用いられてきました。
また、表面の細い無数の孔が呼吸するため、調湿性、消臭に大きな機能を発揮します。

これは、気密性・断熱性が高まり結露、残臭が問題となる現代の住宅にとって、すばらしい機能です。
高機能を実現しながら、和本来の柔らかさと新鮮な表情をもつ、まさ21世紀の和の地平をひろげる一品です。

珪藻土を漉き込んだ和紙

  • No.342 霰小紋(ふかもく)
  • No.341 霰小紋(うすざくら)